3月第6回「車いすで安楽に過ごしたい」
第6回 3月
今月のなるほど!福祉用具
作成 青森県介護実習・普及センター
協力 青森県介護実習・普及センター介護機器
普及事業運営協議会
福祉用具は、ご本人の暮らしを支え、ご家族の介護負担を軽減するなど、生活を便利に豊かにする道具です。
一方で、必要になるまで見たことも聞いたこともない、あるいは使ったことのない道具がほとんどです。
そんな福祉用具を、使い方や特徴なども含めてご紹介します!
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今月のテーマ 「車いすで安楽に過ごしたい」
車いすの選び方
車いすは、「人を乗せて目的地まで移動する」ためだけの道具ではありません。「活動的な生活を送るための道具」として、また、「自分自身の生活を作る道具」として利用するものです。
そのため、車いすを選ぶときには、まず、利用する目的を明確にする必要があります。それから、利用目的や生活スタイル、利用者の身体に合わせて車いすを選び、調整していくことが大切です。
ティルト式車いす
メーカー:ラックヘルスケア
商品名: 「ネッティ」
介護保険レンタル対象商品
●特 徴●
・身体を支える面全体の角度を変えることを「ティルト」といいます。
ティルト式車いすは、写真のように背もたれと座る面の角度の調節ができます。
・ティルト機能により、安楽な姿勢を保ち、安定させることできます。首が座らないなど座る姿勢のバランスが悪く、長時間座ったままの姿勢を保つのが困難な方や四肢に麻痺のある方に適しています。食事の際、飲み込みの障害のある方では、適した角度にすると誤嚥しにくくなるなどの効果も期待できます。
・身体を支える面積が広いので、お尻や太ももなど、局所にかかる圧を分散させることができます。
・お尻が前にすべってずり落ちる姿勢(すべり座り)にならず、床ずれ予防が期待できます。
モジュール型車いす
メーカー:ラックヘルスケア
商品名:「レボ」
介護保険レンタル対象商品
●特 徴●
・写真のように各部品の取り外しができ、利用者の体格・体型に合わせて調整したり、ニーズに合った部品を選ぶことが可能です。
張り調整(背もたれ・座面)
・写真のように、背もたれや座る面のクッションの下に張り具合が調整できる何本かのベルトが配置され、利用する人の背中やお尻の形、座り方に合うように調整できるタイプもあります。
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「なるほど!福祉用具」に関するご意見・ご感想がございましたら、こちらの連絡先までご連絡ください。
青森県介護実習・普及センター
TEL:017-774-3234
FAX:017-774-3235
Eメールアドレス: fukushi-net-aomori@aosyakyo.or.jp