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第2回「コミュニケーションロボット」

9月

なるほど!福祉用具 

                                         作成 青森県介護実習・普及センター

     協力 青森県介護実習・普及センター介護機器

     普及事業運営協議会

 

福祉用具は、ご本人の暮らしを支え、ご家族の介護負担を軽減するなど、生活を便利に豊かにする道具です。

一方で、必要になるまで見たことも聞いたこともない、あるいは使ったことのない道具がほとんどです。

そんな福祉用具を、使い方や特徴なども含めてご紹介します!

 

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第2回 「コミュニケーションロボット」

 

コミュニケーションロボットとは

 ・日常生活の場で、人が話しかけたり触ったりすると、話し相手になってコミュニケーションをとることができるロボットです。

 ・様々な種類と機能をもつコミュニケーションロボットが開発され、認知症の方に対するセラピー効果や健康維持・増進、介護者の負担を軽減する効果などが期待されており、近年注目を集めています。

・今回は、人型と動物型のロボットをご紹介します。

<人型コミュニケーションロボット>

                                                              

かぼちゃん写真
メーカー: ピップ株式会社
商品名: うなずきかぼちゃん
定価:21,600円 (税込)
サイズ:高さ約28cm
本体重量:約680g(乾電池含まず)
単2乾電池4本使用(別売り)
アルカリ乾電池

・人型のロボットで、高齢者に対するセラピー効果やコミュニケーション機会の増加、認知症予防効果の可能性が期待されており、一人暮らしの高齢者や介護施設などでも導入され始めています。

・人が話しかけたり、だっこをしたり触ったりすると、各種のセンサースイッチが反応して、かぼちゃんがいろいろなおしゃべりをしてくれます。

・コミュニケーションをたくさんとるほど、かぼちゃんの言葉が増えます。かぼちゃんは約400通りのおしゃべりができます。

・かぼちゃんは言葉が途切れたことを認識し、タイミングよくうなずきながらコミュニーションをとります。

・かぼちゃんは季節や時間にあわせたおしゃべりや季節の歌を歌うので、高齢者は季節感と時間を感じ取れます。

かぼちゃん絵

<動物型コミュニケーションロボット>

paro
メーカー:株式会社知能システム
商品名:アザラシ型メンタルコミットメントロボット「パロ」
定価:350,000円(税込)
サイズ:約350×160×570㎜
(幅×高さ×奥行き)
本体重量:約2.7㎏(バッテリー含む)

・アザラシ型のロボットで、認知症高齢者の症状をやわらげ、精神状態を安定させるため、介護する人の負担も軽減する効果が期待されています。

 機 能 

・パロには光センサーや温度センサーなど、多数のセンサーと人工知能が内臓されています。その働きによって、人が呼びかけると反応し、抱きかかえるとパロが喜ぶなど、豊な感情を表現します。

・人の関わり方によってパロの性格が形成されます。人が優しく接すると、パロは優しい穏やかな性格になります。(リセットボタンを押すことで、性格はリセットできます。)

・パロは、50の単語を理解し、自分の名前を学習するので、呼びかけに反応します。

 

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「なるほど!福祉用具」に関するご意見・ご感想がございましたら、こちらの連絡先までご連絡ください。

 

青森県介護実習・普及センター

TEL:017-774-3234

FAX:017-774-3235

Eメールアドレス: fukushi-net-aomori@aosyakyo.or.jp

 

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